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夏の風物詩 其ノ壱 ~嵐山の鵜飼開き~

支配人便り

夏の風物詩である嵐山の鵜飼は清和天皇(849~880)に宮廷鵜飼が行われたのが始まりと言われています。在原業平の詠んだ歌にも「大堰川うかべる舟のかがり火にをぐらの山も名のみなりけり」とあり、平安時代にはすでに行われていたようです。

その鵜飼も徳川時代に途絶えましたが、昭和25年に再興され現在に至っているとのことです。

7月1日、今年の鵜飼開きは、新型コロナの影響で大勢を招いての行事は中止され、近隣の子どもたちと保護者が招待されて行われました。今回は、その様子を写真と動画でお伝えします。

 

午後6時30分頃、鵜飼が始まる前の静かな大堰川(おおいがわ)です。まだ明るいです。

 

 

そろそろ子どもたちを乗せた屋形船が動きはじめました。

 

  

 

鵜飼の開始を前に、屋形船が川沿いに一斉に並びました。

 

 

 

そこに、白装束の男性を乗せた一艘の船。静まり返った大堰川に横笛が鳴り響きます。

 

  

そして、いよいよ鵜飼の始まりです。上流から鵜匠を乗せた船が姿を見せました。

上流から下流へ、そして下流から上流へ、数匹の鵜がかがり火が照らす川面を魚を求めて泳いでいきます。

 

 

  

 

 

一匹の鵜が引き上げられました。うまく魚を捕まえたのでしょうか。

 

  

 

 

鵜飼も終わり、再び上流に引き揚げていきます。一仕事を終えた鵜も自慢そうに船尾に並んでいます。

 

 

 

鵜飼開きが終わった黄昏時、ロマンチックな嵐山・渡月橋です。(午後7時20分頃)

 

 

 

このあと、日が暮れた午後8時からも鵜飼が行われます。今の時期、こちらが本番。きっと夜景に浮かぶかがり火が一層映えることでしょう。

花のいえから鵜飼の乗船場まで徒歩約10分。花のいえで早めの夕食を終えて、夏の風物詩、嵐山・鵜飼を堪能してみてはいかがですか。

支配人 敬白