花のいえの歴史ブログ

平成の了以翁座像花のいえに迎える

花のいえの歴史ブログ

平成27年6月7日 第8号

この歴史ブログも2年ほど空白となりましたが、決して手を抜いていたわけではありません。この間も花のいえの歴史を調べておりました。今後また、ピッチを上げて記載してまいります。

さて、角倉了以は、どんなお顔をされていたのでしょうか。大悲閣千光寺に了以翁の座像が祀られております。また、亀山公園にも了以翁の立像があります。

平成27年5月に、ご縁があって、平成の了以像を花のいえにお迎えすることとなりました。今、ごてんの間に座っておられます。

平成の了以像は、大悲閣千光寺のお像の痛みがひどくなり、寺から運び出せなくなったことから、2013年の了以400年忌を前に、千光寺や有志で新たに了以像を作ることとなりました。こういう経緯から平成の了以像が誕生しました。

仏師は、平安時代の定朝の系譜につながる柴田篤男氏で、亀山公園の立像を作成された方でもあります。大悲閣千光寺のお像を模刻されました。

了以翁が花のいえに戻ってこられたこととなり、関係者の皆様は「よかった。よかった。」と大満足です。

この平成の了以像は、平成28年度の花のいえの改修工事に際して引っ越しをしていただき、その後は、二条城の清流園内にある香雲亭にお住まいをされています。香雲亭は、京角倉家にあった建物を移築したものです。ここも角倉家ゆかりの場所なのです。