♫♫ 京都の秋の夕暮れは コートなしでは寒いぐらいで
丘の上の下宿屋は いつもふるえていました・・・♬♬
これは、平成29年(2017年)に亡くなったフォークシンガー加川良(かがわ りょう)の「下宿屋」という歌の冒頭です。滋賀県彦根市で育ち、京都で学生時代を過ごした彼でも京都の秋の夕暮れは余ほど寒かったのでしょうか。
山陰で育った私も10月も半ば過ぎると京都の朝晩の寒さに我慢できず、早くもコートを着はじめました。
この寒さとともに秋も深まり、“花のいえ”の木々も少し色づいてきました。
写真は10月22日に撮影したものです。
下の写真は、“花のいえ”の前から望む嵐山です。所々、ほんの少しだけ色味がかっていますが、「こんな寒さは、まだまだ序の口」と言っているようです。
これからが紅葉シーズン。見ごろとなる11月中下旬頃まで、タイムリーに紅葉の様子をお知らせしていきます。ツイッター(花のいえ@Hananoie_kyoto)でもUPしていきますので、皆さん、フォローしてください。
<加川良のこと>
中学生のころ、ラジオの深夜放送から流れてくる加川良の「下宿屋」は、トーキングスタイルということもあって、その語り口がしんみりと独白風で、山陰の片田舎で聞いていた私には、京都の下宿生活への憧れを誘ったものです。
この歌は、昭和47年(1972年)発売のアルバム『親愛なるQに捧ぐ』に入っており、70年代初めの内省的でストイックなフォークソングの雰囲気を伝えています。もう半世紀ほども前になってしまったんですね。
(写真は30年以上は針を落としていないLPジャケットです。)
支配人 敬白